暗闇の中へ
ダイアログ・イン・ザ・ダーク レインバージョン / Rain ver.
06.06[金]~07.13[日] / 東京都 / ダイアログ・イン・ザ・ダーク 東京外苑前会場
http://evenear.com/event/detail/12945/
ダイアログ・イン・ザ・ダークを初めて知ったのは、大学の講義だった。
どの教授の、何の授業だったかすら覚えていないのだが「真っ暗な部屋に
入って、何らかの体験をする」ということはとても新鮮に思えて、その後も
強く印象に残っていた。
入って、何らかの体験をする」ということはとても新鮮に思えて、その後も
強く印象に残っていた。
いつか体験したいと思っていたダイアログ・イン・ザ・ダーク、
遂に暗闇の中に足を踏み入れてきた。
ロビーはとてもおしゃれな雰囲気。視覚障害者の感性を活かした
タオル等も販売している。 コーナーの一角に3種類のタオルが展示してあった。
見た目は全く同じで、試しに触ってみても違いが分からない。指先に全神経を
集中して、ゆっくり触ってみると肌触り、固さが微妙に違うことに気付いた。
こんなに繊細に己の感覚を研ぎ澄ませたのは、久しぶりのことだ。
きっと暗闇では、さらに色んな感覚を使うのだろう・・・。
ダイアログ・イン・ザ・ダークのTシャツを着た女性がロビーを歩いていたが、
一瞬椅子に軽く触れた。そこで初めて彼女が目が見えないのだと気付く。
まっすぐ前を見て、すっすっと歩いている姿は、とても視覚に障害があるとは
思えない。
正直、アテンドが視覚障碍者の方と知って、どのように接すれば良いのか、
と少し気にしていたのだったが、彼女たちは皆朗らかで、しかもとても頼り
になった。
詳細はまた記事でレポートする予定。
とにかく、ものすごく新鮮で、楽しい体験だった。